ふしぎなもんだわ
2017年 09月 15日
今日は一切乾燥していない
むしろ まったく水分を与えていないのに
すべての水が顔に集まっている感じ
目とか鼻の穴とか口の中とか
最後の最後苦しまないように
そんな感じ
サクションはもうやめて
刺激を無理に与えるのもやめて
しずかに 迎える時を待っているんだけれど
いつになるかはわからないけれど
おもしろいなとおもったのは
家人が 週中はほとんど毎日ご先祖さんたちにお参りしてくれているらしいんだけれど
昨日だったか
棚の奥の方にある 鏡と 槍と仏教でいえばお父さんの位牌にあたるものが
後ろ向きに倒れていたというのよね
毎日毎日水を取り替えている私が気づかなかったんだけれど
猫はそこまで行けないし
入っていないはずだし
万が一入っていたとして
他のものが倒れていないんだからおかしい話だし
とはいえ
私が水やりの時に
榊のツボに水を入れる時に倒したのかもしれないし
いまさら お父さんが迎えに来るとは思えないんだけれど
家人は怪訝な顔をしていたわ
で 猫が まったく おかあさんに近づこうとしないんだわ
さっき 神棚のある方に行きたがって
障子が見の破れたところから侵入しようかどうしようかって
態度たったんだけど ダメだと言ったらやめたわ
その後しばらく 隙間から匂いを嗅いでいたけど
別に何も置いてないし
花が2週間以上も枯れないくらいで
それも 温度がちょうどいいからなんだろうと思うけれど
私は何も感じないし
何も見えないし
すでに
いつ おかあさんがこと切れていても
やりきったかんしかないので
さみしくなるなあっておもうことも
あまりなくて
たぶん ずっと後から来るんだろうって思うけれど
以前 なんどか 危ない目に合わせられても
あのときは 喪服を用意しないといけないとか
なんか いろんな余計な事を気にしたりしてた気がするけれど
いまは
着物は着ないってのと
裏方に回るっていうのとくらいで
落ち着いたら
施設やお世話になった人たちに挨拶にいくってことくらいで
ぜんぜん 焦燥感も出ない
むしろ
昼間は80しかなかったけど夜は95もSpO2があるわけだから
あと 一週間くらい持っちゃったりして
とか 本気で考えてたりするわけね
目力が強すぎるんだよ
生きることへの執着が半端ないんだよ
食べること
飲むこと
生き延びること
人間こうじゃなくちゃいけないのかもねって
仕事しないとお金をもらえないって寝ながらでも焦る
寝たままなら生きている意味がないって
ぼけてもいっちゃう
こういう 生きることに真剣な人のお世話を最後までできるってのは
私は幸せだなと思う
おかあさんが幸せかどうかなんて
そんなことは正直わからん
本人は不幸のどん底なんだもん
猫も 幸せかどうかわからん
そうなるかどうかわからん
昨日までがっつり食べてたものを一切食べなくても
もう気にしない
抱っこしていられる時間がどんどん長くなってきても
姿が見えない時間が長くなっても
お互いの距離だけはしっかりと守って
どっちが先に死んでも
それはそれだよねってことで
まあ
あれだけ 写真を撮っていたんだけれど
なんだか いまは
あまりとりたくないかなって心境にはなってるわ
まあ 側に居ます
おかあさんの側で食べたり飲んだりしています。
生きていくんだ私ってことです
by gavo220607
| 2017-09-15 21:12
| 在宅介護 他 介護一般
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