カテゴリ:ブリーフケア( 1 )

送るという事

良くも悪くも
私の介護というのは終わったわけで

じゃあ

その後どうなるのか
ちょっと メモしておこうと思う

おかあさんが亡くなる日
会ってもらいたい介護や仕事でお世話になった人がいたので
電話をかけたらすぐに来て下すった

開口一番
「吸入とかしないの?」ときたもんだ
おかあさんは老衰だ
もう空気さえ受け付けていない
呼気より 排気の方が長くなってきている

普通の人がそういうのならわかる

苦しそうだ 何かしてあげたい

でも 介護をしてきた人だ
家で看取ったこともある人だ

でも よく考えたら
そのころは えらそうな開業医が
ご臨終ですというまでに
何も教えてくれず
看護婦引き連れて ううむ、、って いってたころだ
彼女も若かったと言っていた
介護の知識も今ほどなく
家でボケた老人を隠していた時代だ
マスコミに取り上げられることも無い代わりに
嫁がめんどう見るのが当たり前の時代だ

いまなら
訪看さんや訪問してくれる先生が
スマホでいろいろな管理をしながら
こういう状態になったらこうだと
詳しく教えてくれるし
自分の毎日の観察によるおかあさんの変化や
他の人もおかあさんも見ているヘルパーさんが
四肢の状態や 変化など教えてくれる

週末にかかったことで
介護休暇を取る必要も無く
昼夜状態が見られたわけで

冷静な判断と
何があってもやることはやったという自分の自身のようなもの
変ないい方だけど おかあさんの心臓に対する信頼
普段見ていない人の意見に惑わせられないチームに対する信頼とプライド

まあ
なにより 誰にも期待しないで自分でやってきたことに楽観的だったのが
いまのところ幸いしてるってところかな

あとからくるよというのは
いろんな人に言われているし
自分もすでに父の時に経験しているので

たしかに じわじわ来るんだろうと思うけれど


猫を迎えたおかげで
部屋がとにかく隅々とは言わないけれど
整理整頓できているし
電話で 駆けつけると言ってくれた人2人を
抑えて口の聞き役に回ってもらえたのが幸いしたのと

なにより
昨日は 台風による災害の避難勧告が町に出たので
人はあまり来ず
来た人にも警報が出たのでどうぞ帰ってくださいと言えたし

そろそろ うわさが広がってきたようなので
珍しい人が来てくれたり

なんだか
いやなことより
うれしいことのほうが上回って
テンション高くなり過ぎて
まだ 泣けません


わかっていることは
情けは人のためならずという言葉と
教養や知恵という言葉が
おごり高ぶる事ではなく
聞く耳を持って新しい知識を受け入れる器を広げる能力だということ
反論する前に冷静に受け入れられるという恵みだという事

何年も前の送る時期に
誰彼にこう言われただの
一回も来てないのにいきなり死んだから着て泣くなんてとんでもない
とっとと帰れと怒りが増したとか
そんなこと どうでもいい

それじゃなくても
アドレナリン出っぱなしだし
緊張してるわけだから
自分が普通の状態じゃないのは確かだけど

きずつきもしなければ
怒りもわかない

ただ この人と付き合うのはやめようと
決めた人は何人かいる

まあ おかあさんつながりだったら
葬式が終わった段階でおじゃんだけれども

自分が付き合っている人だったら
町で挨拶するくらいですむけど
遠くにいる人なら
ハガキのやり取りもメールのやり取りもしないね

感謝だけでは済まされない人たちがほとんどだけれど
人は毎日死ぬからね

さっきも救急車が近くでとまったわ

家人が来て少し話をしていたんだけど

お互いに良くやってるよねと思う
彼女は今日から仕事に行くし
経営者ってのは休めないから倒れないでねと思う

私は幸いにもお留守番で
お手伝いしてくれると言ってくれる人もいるので
何かあったら頼めるし

この恩は
別の形で違う人たちに返していこうと思う。
もちろん 恩を受けた人たちには最後まで務めるけれど

内地から来るちかしい親族のために
お通夜にあたる儀式は21日 7時から
葬儀にあたる儀式は 22日 10時からなので
のんびりブログなんか書いてるけれど

そろそろ 人が来る準備もしておくかなと思ったりする。

おかあさんが死ぬ直前の日におなかが痛くなったけど
いまは 食欲はあるけれど口に入らない感じ
でも食べてる感じ

で 知り合いがどんどんおかずだのご飯を持ってきてくれる感じ

もう お菓子もお酒も飲み物も用意してるんだけれども
みなさん ありがとうね

なんだか もうしわけないなあ

おかあさんの鼻の穴や口の中に綿を詰めに来てくれた人がいて
今日 腐るといけないので先に納棺しちゃうんだけれど
リアルに詰めるから見ない方がいいと仕事でお付き合いのある葬儀社さんが言うんだけれど
私は大丈夫ですので立ち合いますといって
みてたけど
何もリアルでも何でもない

私が普段しているようなことをもっと奥までってだけで
大変参考になりました

隠さないでもっと見せろというわけにもいかず
和やかに さすがプロの仕事だなあなんてほめたりして

訪看さんの清拭も手伝ったけど
従姉がずっと一緒に背中がまだ温かいよねえとか言って
触りまくったり

褥瘡もなく 顔も少し笑っていて
私は満足だったんだけど
夜中にひとりでみると辛かった
笑っていられるような状態でおかあさんはいられなかったはずなんだよね

綺麗ごとでは済まないことがいっぱいあったんだよね

人がいない時に死んだら
口を押さえそうになる人がいてもおかしくない状態だと思う
もう息を止めて楽にしてあげたいと思う

だけどねえ
自力呼吸してるうちはとまるまで我慢するのが見送るってことだし
テレビでよくやる
マスクつけて人工呼吸やら
ピコピコなる機械なんかつけられたら
わずらわしいだけじゃなくて
実際に見て確認して送るってことができなくなるよ

おかあさんは死の瞬間に元従業員さんが腕をずっとさすっていてくれて
私はおかあさんの方を見ていたんだけど
冗談まで言って笑っていたんだよね
だんだん呼吸が静かになってきて

舌が半端なく膨らんで口からあふれそうになったのが最後だった
二回膨らんだかな
息が止まったのがわかったので
お客さんには医者を呼ぶからと言って帰ってもらって
すぐに先生が確認に来てくれることになって
私は兄夫婦を隣に呼びに行って
兄が かあさん!!って大きな声で呼んだら
動いたらしいのね
で また息をするとは思えなかったんだけれど
死後の筋肉のなんだかだったんだろうけれど
動くおかあさんを看られてよかったと思うのね


こんなとき
いつ死ぬかわからないから人を呼ぶのはいいけれど
メリットは
確かに死んだことを第三者が確認しているから
私が殺したとか 見殺しにしたとか言われない事:別に言われてもいいけれども
事実 自分が死に立ち会ったかもしれないということで
死ぬ間際の状態を知っていてくれること
つまり承認がいることで しかも身内じゃなくて
昔おかあさんに世話になったけど
普段まったく生活面で話はしていてもおかあさんと接点がなかった人だからこそ
承認としてよかったこと

デメリットは
静にみおくれない事
私もお母さんも静かにお互いを確認することなく
わあわあ言ってる間に死なれたので
死の実感がない事
おかあさんも多分ものすごく疲れたと思うけれど

手を握ってほしいという態度をよく示していたし
死ぬ三日前には強く握り返せたし
彼氏がいない とか わらかしてくれたし

まあ 今日は寒くて天気なので
そろそろ 腐ってくるんだろうなあと思っております。

正直 うんこももらさなかったし
おしっこはしっかりしていて綺麗な体です

あごもしっかり閉まってるし
口からワタが少し見えてきたら
私がしっかり締めてるし

死体は怖いものじゃないし
死は恐ろしくはない
大事にしてきたのに
もう モノだから
っていって 葬儀社さんに
「物っていうな!」って怒られたけど
直ぐに反省してすみませんっていって笑い合った。

もう おかあさんの遺体以外に私は気を使わないで過ごすんだけれど

他の人も倒れてほしくないので
猫を抱いてひっかかれてます

抱かれるのが嫌いなネコですが
鳴き声が小さくてかわいいです

通夜と葬儀は
多分娘がきて世話してくれると思う
よろしく頼むわ


介護してる人を どんな形でも絶対に非難しないと決めてきた私ですが

介護してきた人が介護している人を混乱させ
傷つけるんだなと実感しました。

もっとも

私が傷ついたわけではなく
私の周りにいる人が傷ついているんだけれどもね


そうそう 葬式の時に使う写真は
結局 いろんなことを考慮して
兄が一番いい若い時の母親の写真を決めました。

若い時と言っても20年くらい前のだけれど
おかあさんがボケて人前に現れなくなってからすでに12年以上たっているので
この間 何十年かぶりにおかあさんの顔を見て絶句して座りこんで泣きっぱなしになった従弟がいて
そんなこんなも考慮して
名前と顔が一致するのにしました

いっぱい写真を撮っておいてよかったなあと思うわ

兄夫婦と暮らしている時期が長かったのだから
いくら介護で最後まで見たと言っても
私がまっというに母親と暮らしたのは在宅のたった4年間だから
孫たちのことも考えたら
まったく 悔いがないという事で
兄を支えささえあう心構えはできました

冠婚葬祭はいろいろあるけれど
兄弟姉妹の不破に巻き込まれるのは赤の他人から家の人になってくれた人たちです
その人を置いていくような
記憶に残したくないような見送りはしたくないです。

いろいろあってあたりまえ
いろいろいわれてもあたりまえ

ただ 親が望むとしたら
子どもは仲良く妥協して協力して
生きていくことだってことです

一人っ子の人は いろんなひとたちと交流を持って
生きて行ってくれという事です
結婚している人は孫たちにしっかり参加させて
自分たちがどういう行動をとったか見せることです

悪い事を言おうとすると
母親は眉間にしわを寄せました
ちゃんと最後まで耳は聞こえていたという実感があります。

そして 死ぬ気ではなかったこともね


おかあさん


ほんとうに 私より先に死んでくれてありがとう

私の方がやばい状態になりそうだったです。

と ここまでかいて
先に納棺しないといけない状態なので
親族一同 とはいっても 母方の方だけしか来られなかったんだけれど

いまさっき
父方の残りお二方の家のおひとりがおみえになって

あやうく
私を激怒させそうになるも
かろうじて大人の対応をできた私ってえらい

自画自賛しないとやっていけないほど
ボケた人の対応は難しい

自分の兄=私の父は褒めちぎって
おかあさんは自分の兄弟姉妹しか助けなかったとか
自分の父親が悪口言ってたとか
おかあさんがきたから
一緒に仕事をしていたお姉さん=故人 自分の姉 父親の妹が
うまくいかなくて 家を出てそこから嫁に行ったとか

あのなあ

何十年前の事をいっとるんだ?
あんたも いいだけ家にご飯食べに来て
お金出してもらって学校でて結婚もしたじゃねえか
じいさんの年金から全部貰って
おかあさんは一銭ももらわないでめんどう見てたんだぜ
何しに来た?とおもったけれども

配偶者さんも来ていたので
話題の矛先を変えておばさん褒めちぎった

おかあさんが どれだけ
お父さんにだまって 金出したか
お前らは知らないはずないよな
と思いつつ

爺さんにかわいがられていた私
文句言わずに働いていた母親の葛藤をいまさら
よくおやんなすった
と ねぎらうんだわ

最後の最後におかあさんの名誉を守れてよかった
娘が見てくれてよかったという人たちの
影の言葉は
自分を誰が見てくれるのかという事なので

チームの結束を強固にするために
ちゃんと 書類でどう動くか統一したのだという証拠を見せたら
もと 役所勤めのおじさんが
これだけの書類を作るのは大変だったと思うと

そっちかい!という突っ込みを入れたくなる
お褒めの言葉をいただいた

ぼけても三つ子の魂百なのだなとおもう
娘にはしっかりと
葬式の時の動き方を教えておこう


いやー
まさかの 爆弾が父方の親族にあったとは、、、

兄たちがいなくてよかったよかった
恥ずかしい話だ

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by gavo220607 | 2017-09-19 17:19 | ブリーフケア | Comments(0)